Court won't hear Redskins case - washingtonpost.com
アメリカンフットボールNFLのワシントン・レッドスキンズのニックネームが先住民の俗称だとして、先住民が商標抹消を求めた裁判で、連邦最高裁が、請求却下という判決を出したというニュース。理由は付されていないとのことです。
けっこう難しい問題かもしれないですね。アメリカのプロスポーツは、先住民関係のニックネーム使ってるところがいくつかありますからね。必ずしも差別的な意味ではなく、勇ましいイメージからつけてるのでしょうけれども。応援スタイルなんかも問題になったことがあるようです。
ただ、球団のニックネームも長年親しまれたものでしょうし、変えるのはなかなか難しいのかもしれません。先住民関係ではないですが、NBAのワシントン・ブレッツのbullet(銃弾)が銃犯罪のイメージにつながるとして、ウィザーズに変更した例はありますが。
NHLのセントルイス・ブルース、NBAのニューオリンズ(現在はユタに移転)・ジャズ、NFLのニューオリンズ・セインツなんかは平和だし、いいネーミングですね。ちょっとずれますが、アメリカのプロスポーツのニックネームは中学ぐらいの社会の勉強に役立ちます。たとえば、宇宙産業や石油産業のヒューストンにはアストロズ(MLB)、ロケッツ(NBA)、オイラーズ(NFL(現在は移転))、食肉産業のシカゴにはブルズ(NBA)、自動車産業のデトロイトにはピストンズ(NBA)、製鉄のピッツバーグにはスティーラーズ(NFL)、ミネソタのミネアポリスとセントポールが双子都市からのツインズ(MLB)、歴史の面では建国の地フィラデルフィアにはセブンティシクサーズ(1776年、NBA)、ゴールドラッシュのサンフランシスコにはフォーティーナイナーズ(1849年、NFL)などなど。
寒い。雨も降っています。